Ngày xuân nói nhanh về nhà tắm chung cả nam nữ ở Nhật Bản trước Minh Trị duy tân

Nhà tắm công cộng (ofuro) là một nét văn hóa lâu đời của người Nhật. Ngay ở vùng nông thôn, các làng góp tiền xây một nhà tắm công cộng ở địa điểm thích hợp, để cả làng sử dụng chung. Đầu tiên là nhu cầu tiết kiệm (nhiên liệu, công sức), nhưng quan trọng hơn là giao lưu trong nội bộ cộng đồng. Thường mỗi làng chỉ có một cái nhà tắm như vậy. Còn ở ngoài phố thị, nhất là các phố thị phát triển du lịch thì nhà tắm công cộng rất sẵn.

Trước thời Minh Trị duy tân, người Nhật có tục tắm chung cả nam nữ. Các nhà tắm không ngăn khu dành riêng cho một bên nam và một bên nữ, cũng không ngăn thành khu gia đình với khu tắm đơn, mà chung nhau tất. Đại khái thì có thể thấy ở các tranh và ảnh dưới đây.

Thế rồi, sau này, vào cuối thời Edo, và nhất là khi thiên hoàng Minh Trị thực hiện duy tân đất nước, người Nhật tích cực tiếp nhận văn minh phương Tây, thay đổi dần các phong tục tập quán truyền thống. Trong bối cảnh đó, nhà tắm công cộng chung nam nữ bị xem là có vấn đề, nên dần dần bị bỏ, chuyển sang loại hình nhà tắm công cộng nhưng phân khu.

Đại khái, người Nhật vốn thích sự chân thực, đến mức có thể nam nữ để lộ thân hình toàn bộ bên nhau (tiếng Việt có thể sử dụng chữ "ở truồng bên cạnh nhau"), không quá chú ý đến giới tính và không bị nhục dục cầm tù. Ngược lại, chính người phương Tây lúc nào cũng chú ý đến giới tính, lúc nào cũng sẵn ý thức phân biệt nam với nữ, nên thường bị cầm tù bởi nhục dục. Một số người cho rằng, cách suy nghĩ của phương Tây đó đã mang đến ảnh hưởng xấu cho văn hóa Nhật Bản.

Đại khái vậy. Một ít tư liệu nguyên tiếng Nhật được dán lên đầu. Các bổ sung và cập nhật được đưa dần lên như mọi khi.

Tháng 1 năm 2023,

Giao Blog

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Mana Kato 

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40年くらい前の山梨と鹿児島、30年くらい前の伊豆で、昔ながらの完全な混浴露天風呂に入ったことがあります。

老いも若きも、男も女も、スッポンポンで隠しもせず、大自然の中でのびのびと寛いで、和気あいあいと話がはずみ、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。

これが本来の日本人（人間?）の姿であり、醍醐味だなぁと、感慨深いものがありました。

日本人には、もともと男女で意識し合う感覚はあまりないように感じます。

親密さも、男女としてのものより、どちらかというと、兄弟姉妹のような感覚のほうが、自然だし、大切であるような…。

性に囚われすぎて、いつも男女間で性を意識して緊張しているようなあり方自体が、西洋文化の悪しき影響であり、手放すべきものと思います。

https://www.facebook.com/groups/568506933861149/posts/1147041372674366/

Mariko Yoshikawa Thompson

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当時は、お風呂も完全なバリアフリーでした。

中央の女性がひものついた緑色の袋をくわえていますが、これは体を洗うぬか袋です。

女性の背中を流している男性もいます。彼は「三助」と呼ばれたサービス係りで、男女の区別なくぬか袋（石鹸）でお客さんの背中を洗い流したりマッサージをしました。

結構おいしい仕事？(笑)

https://www.facebook.com/photo?fbid=1816873701754579&set=pcb.1816873765087906

Mariko Yoshikawa Thompson

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幕末、黒船来航で日本中を騒然とさせたペリー提督ですが、彼は下田で、日本の混浴文化を目の当たりにして絶句します。

ペリーは「日本人は道徳心に優れているのに、混浴しているのを見ると道徳心を疑ってしまう」と日記に残しています。

そういった西洋からの目を気にして、明治政府は混浴文化を厳しく禁止していきます。

Mariko Yoshikawa Thompson

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近世～下の話あれこれ～　③

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ー日本人の大好きな「お風呂」のよもやま話ー

江戸には水道が引かれていましたが、以前水は非常に貴重であり燃料の薪も高価。そのため内風呂を持っている家はほとんどありませんでした。

武士だろうが大商店の主人だろうが貧乏長屋の家族だろうが、みんな公衆浴場＝銭湯に通いました。ちなみに銭湯は、江戸では「湯屋（ゆや or ゆうや）」と呼ばれていました。

実は、江戸の人たちはお風呂が大好きだったんです。その頻度は、仕事前に朝風呂、仕事終わりに夕風呂と少なくとも2回は入ったそうで、中には1日に4～5回入る強者も！

というのも、関東特有の強風で砂ぼこりが舞い上がり、湿気の多い気候もあいまってすぐに全身ほこりまみれになってしまったから。そんな事情で、江戸では銭湯が大繁盛でした。江戸時代後期には、江戸には600軒もの風呂屋があったそうです。

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入浴料金は大人約120円（8文）、子ども約90円（6文）とそば1杯の値段の半分。いまの銭湯が大体大人500円ぐらいなので割安感があります。さらにお風呂好きにはうれしいことに「羽書（はがき）」というフリーパスもあり、1ヶ月約2200円（148文）で何度でも入浴することができました！　入り放題の月間フリーパスなんて、なんと現代風でしょうか(笑)

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ちなみに、江戸時代の初期の頃は、銭湯には湯船はまだなく蒸気浴（ミストサウナのようなもの）が一般的でした。

風呂場にはきれいに着飾ったお姉さんがたくさんいましたが、彼女たちはお客の背中を流す「湯女（ゆな）」という女性で、背中を流したり着替えの手伝いをしただけでなく時に性的サービスも行っていました。

圧倒的に女性が不足していた初期の江戸、男たちはこぞってお風呂屋さんへ行き大繁盛、吉原遊郭をもおびやかすほどの人気だったとか。

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しかし、1703年（元禄16）に大地震が起こったことをきっかけに一気に下火となり、その後は湯女のいない入浴専門の「湯屋」となりました。

また、次第に現代のような湯船のある銭湯が一般的になっていきました。

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ただし、お湯を張るには大量の水を沸かさなくてはなりません。男湯と女湯を分ければ、お湯も余計に必要です。銭湯経営者にとっては、一つの風呂に男も女も入れてしまえば経済的なため、入り口は別々なのに、湯船は男女一緒という混浴がとても多くなりました。(当時は『入込湯（いりこみゆ）』と呼ばれる)

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江戸時代初期の蒸し風呂の頃には、男女とも陰部を隠すため下着をはいたまま入るのが普通でしたが、次第に何もつけずに入るようになります。

おそらく、お湯をはった湯船につかるのが普通になったことと関係があるでしょう。

下着をつけたまま湯に入れば湯が汚れます。フンドシや湯文字をとって入るようにと、銭湯経営者が指導したのかも知れません。

こうして混浴の風呂に、男女が裸で入浴するようになりました。

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男女が裸で入浴していれば、欲情する人がいても不思議ではありません。

実際、混浴の風呂では性行為に及ぶものも少なからずいたようです

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そうした風紀の乱れを危惧した幕府は、1791年（寛政3年）、寛政の改革の中で混浴を禁止する旨のお触れを出しました。

混浴が禁止されると、銭湯経営者は一日おきに男性の日、女性の日と分けて入浴させるようになりました。

しかし、それでは客が少なくなるため、湯船の上に板をはり、男女別々にして営業するようになります。

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一応仕切りがあるため混浴ではありませんが、区切られているのは湯の上だけ。浴槽内には仕切りがないし、当時の板には節穴があちこちにあったため、のぞくのは簡単でした(笑)

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結局、明治新政府が、海外からの目を気にして厳重な取り締まりにより絶滅させるまで、禁止されては復活するを繰り返し、のらりくらりと混浴時代が続きました。（田舎の方に行けば、今も混浴文化が残っているそうです)

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「風紀が乱れる」といっても、若い娘さんなどには母親やおばさんたちが鉄壁のガードでスケベな男性客から守ったそうで、威勢のよいおかみさんなどは触られようなら怒声を浴びせかけたとか(笑)　おばちゃんら、頼もしい！

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ところで、江戸っ子は熱い湯が好みだったとよく聞きますが、江戸時代の湯の温度は推定47度。これは熱いにもほどがある。今だったら、火傷したと店側が訴えられるリスク大な温度ですね（^^;

この度を越した熱湯にざぶりとつかり、熱さで全身を真っ赤にしながら、「おいおい、今日はちょっとぬるいんじゃないのかい？」ぐらいのことを言い放ち、ヤセ我慢がいよいよ限界をむかえたところでサッと出る。これが江戸っ子の粋だったとか(笑)

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なお、水が貴重な江戸時代。節水のため湯は繰り返し使われ、現代のようなフィルタリング循環システムもありませんから、一日の最後にはお湯はかなり汚れていたかもですね。それでも、同じ時代のヨーロッパに比べたらどれだけ清潔か！！(『下の話あれこれ①』参照）　改めて、きれい好きの日本人のルーツを感じますね。

https://www.facebook.com/groups/568506933861149/posts/1147041372674366/

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